2024.10.10
臨海実験所の安東宏徳教授が、「日本比較内分泌学会小林賞」を受賞し、8月31日(月)に第48回日本比較内分泌学会において表彰式と受賞講演が行われました。
「日本比較内分泌学会小林賞」は、比較内分泌学に関する貴重な研究をなし、その業績が特に優れた学会正会員に授与されるもので、日本において比較内分泌学を創設し、学会の設立と発展に尽力された故小林英司先生を記念する賞です。
受賞対象となった安東教授の研究テーマは、「産卵回遊の神経内分泌制御の分子機構に関する研究」です。サケとフグという野生動物を対象にして、回遊をともなう産卵行動の神経内分泌制御に関して、遺伝子から細胞、行動、生態までの統合的な研究を展開し、比較内分泌学の分野で卓越した成果を挙げたことが評価され、今回の受賞となりました。
(左)受賞講演の様子 (右)表彰式