共同利用拠点

森林領域 / 演習林

 演習林は文部科学省より「佐渡島の多様な自然環境を利用した教育関係共同利用拠点」として認定され、第一期(平成24年‐平成28年)、第二期(平成29年-令和3年)、第三期(令和4年-令和8年)を通じて多くの他大学利用者を受け入れています。第三期に入ってからは、毎年20以上の機関に所属する延べ400名以上の学生に利用されています。年間10件以上行われる共同利用実習では、演習林内の多雪・強風・雲霧といった特徴的な環境と保存度の高い天然スギ群集を活かした多様な教育活動を展開しています。共同利用は「公募型」「受託型」「フィールド利用型」「相互入れ込み型」の4タイプが設定され、多様なニーズに対応しています。例年10以上の機関がリピーターとして再度利用していることも特徴的です。また、新潟大学に留学している海外の学生を対象にした佐渡研修やJSTのさくらサイエンスプランなどの国際的な実習の受け入れにも対応しており、海外の10以上の機関に所属する学生達が実習に参加しています。一部の実習では、調査や研究の内容を一般の方にも紹介する「佐渡ゼミ」を併せて開催しており、周辺地域の方にも多数ご参加いただいています。実習の様子は演習林独自のホームページやブログ、年3回発行するニュースレターなどでも報告しています。

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海洋領域/臨海実験所

 臨海実験所は、平成25 (2013) 年度より文部科学省「離島生態系における海洋生物多様性教育共同利用拠点」、平成30 (2018) 年度より「佐渡島生態系における海洋生物多様性・適応生理生態学教育共同利用拠点」、令和5 (2023) 年度より「佐渡島の森里海生態系における多様な生物相を活用した国際海洋生物学教育共同利用拠点」として認定され、海洋生物の多様性とその成り立ち、多様性の基盤となる生態系の機能を総合的に理解する高度なフィールド教育プログラムを国内外の大学に提供し、海洋や環境に関わる人材を育成しています。共同利用人数は、年間延べ約1,300人に達しています。佐渡島という離島ならではの豊かな自然環境と生物相を利用して、主に海洋生物の多様性や進化について学びます。全国の学生に加えて、国際臨海実習を実施し、アジアを始めとする海外からの学生も多数受け入れています。また、佐渡自然共生科学センターの森林領域/演習林や里山領域/朱鷺・自然再生学研究施設、さらには佐渡市とも連携して森里海をつなぐ離島生態系についての実習も行っています。実習の様子は臨海実験所のホームページやブログでも報告しています。

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