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2021.10.15

島根大学生物資源科学部との連携協定を締結-日本海域の3海洋研究機関との連携による新たな教育・研究体制の強化に向けて-

この度、佐渡自然共生科学センターは、島根大学生物資源科学部と連携協定を締結しました。この連携協定は、本センターの教育・研究体制の強化に繋がる新たな取り組みであり、これを契機に新たな教育・研究が展開することが期待できます。
なお、本協定の趣旨・背景等は以下のとおりです。

【趣旨・背景等】
 本センター海洋領域/臨海実験所は、文部科学省「離島生態系における海洋生物多様性教育共同利用拠点」(2013-2017年度)、「佐渡島生態系における海洋生物多様性・適応生理生態学教育共同利用拠点」(2018-2022年度)に認定されて、国内外から広く学生を受け入れて、海洋と海洋生物についての高度な知識を持った人材育成を行うと共に、生物多様性とその成り立ちを理解することを目指した海洋生物の適応生理生態学の研究を展開してきました。その活動において、島根大学生物資源科学部附属生物資源教育研究センター隠岐臨海実験所および金沢大学環日本海域環境研究センター臨海実験施設と連携して、相互に活動を支援してきました。2015年度からは、金沢大学環日本海域環境研究センターの文部科学省「越境汚染に伴う環境変動に関する国際共同研究拠点」と連携し、海洋調査による日本海域の越境汚染物質の動態解明に関する共同研究を展開してきました。また、島根大学生物資源教育研究センターと金沢大学環日本海域環境研究センターは、本センターと同様に、森里海の教育・研究を推進しています。今回の協定により、島根大学隠岐臨海実験所と本センターの連携を強化すると共に、金沢大学環日本海域環境研究センターを含めた日本海域の3海洋研究機関の新しい教育・研究連携体制の構築につながることが期待できます。

連携協定

2021年10月15日
新潟大学佐渡自然共生科学センター